緑
担降りなるものをした。
経験したことの無い気持ちになった。
から
文章に残しとく。
【担降り】
ジャニーズファンによる造語で、そのアイドルのファン(担当)であることをやめる(降りる)という意味で用いられている語。
まず前提として基くんは何も悪いことはしてない。
元担って書こう思ったけどなんだか他人行儀だから(他人ですよ)名前出しちゃった。
やらかして「最悪😡降りる😡」で降りたんじゃない。
「新しい子見つけたから乗り換えちゃお~🌟」とかでもない。
もう一度言うけど基くんは何も悪くない。
どこにいたって基くんは誰よりもアイドルで
少クラで少年忍者よりも後ろの時だって体をいっぱいいっぱい使って踊ってるからすぐ見つけられた。
顔もピントが合ってなくたって全然抜かれなくたってニコニコ笑顔なのがすぐわかった。
そんなステージのどこにいたって全力な基くんが好きだったし
全力な基くんこそがわたしの毎日の希望だった。
基くんも頑張ってるからって何回も自分を励ましながらクソみたいな仕事をしてきた。
クリエCの単独が発表されたことも
IMPACTorsが結成されたことも
雑誌に載れるようになったことも
マイクを持って歌っていることも
オリ曲ができたことも
マイクを持つことさえも諦めてた基くんが
デビューしたいと言えるようになったことも
全部本当に嬉しかった。
だけど基くんがIMPACTorsとして前に進めば進むほど
わたしの好きな基くんからは離れていった。
別にわたしの好きな基くんなんて本人にもグループにも何も関係ないし知ったこっちゃねえ案件でしかないのは分かってるけど
わたしにとってはわたしの好きな基くんこそが希望で頑張れる理由だったからそれが見れないのが
どうしても悲しくて仕方なかった。
自分のエゴで素直に応援ができなかった。
言ってしまえば基担が楽しくなくなってしまった。
それが何よりも嫌だった。
今月号のSTAGESQUAREで好きな香り&苦手な香りはという質問があった。
苦手な香りに基くんは
「苦手なのは雨が降ったあとのアスファルトの匂い。気分がちょっと落ち込んじゃいますね。」
と答えていた。
わたしは雨が降ったあとのアスファルトの匂いが好き。
担降りしようとその時思った。
きしょいあまりにもきしょい。
自分でも意味がわからない。
わたしはどういうスタンスで基くんを応援してたのか。
カップルとでも思ってんのか。
上手く言えないけど
並々水が入ってたコップから水が溢れたみたいな感覚に近い。
でも確かにこの瞬間からわたしは基担じゃなくなった。
なんて呆気なくて気持ちの悪い幕切れ!
その2日後に家に基くんのアクスタが届いた時に
まじまじと見て
やっぱりかわいいななんて思いながら
わたしが見てきた基くんを振り返ってみた。
気持ち悪いけどボタボタ涙が出てきた。
名も無きジュニアだった基くんはいない。
インスタで#基俊介が2000件もなかった基くんもいない。
Jr祭りでJrマンションにちびジュと一緒に入れられる基くんもいない。
島動画でいいねが700もつかなかった基くんもいない。
そんな基くんにアクスタができた。
ここまで来たんだねすごいね嬉しい。
誰目線のような感想ばかり出てくる。
基くんの未来は明るいよなんて言いながら
こんな素晴らしい未来想像できてなかった。
だけどきっとアクスタは袋から出すことはないし一緒に旅に出ることもなければ料理に添えることもない。
だって担降りしたから。
基くん
どうかいつかデビューしてください。
できることならジャニーズにい続けてください。
痩せすぎないでください。
IMPACTorsのみんなと仲良くいてください。
希望と頑張る理由でいてくれてありがとうございました。
もうわたしはこれからの基くんの明るい未来を(勝手に一緒に)見(ている気にな)ることはないけど心から幸せを願っています。
ますますお忙しい日々を送られると思いますが、お身体どうぞご自愛ください。
送るはずだったファンレターにはこの後最後に一文あったけどそれはもう言えないからここで終わり。
2022年3月7日